2019.03.07

【お知らせ】BIOTOPE代表・佐宗の新刊書籍、発売です

この度3月7日にダイヤモンド社からBIOTOPE代表の佐宗が新刊書籍を発売いたしましたので、お知らせいたします。
VISION DRIVEN(ダイヤモンド社)
直感と論理をつなぐ思考法



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最初の著書『21世紀のビジネスにデザイン思考』を世に送り出したのは、2015年8月でした。
そして、本と共に独立して戦略デザインファームBIOTOPEを設立し、4年目になりました。
様々な経営やビジネス、イノベーションの現場にいる中で、感じたこと。
究極的には一人一人が自分の「妄想」=VISIONに向き合い、それを形にしながら生きていく技術が必要だということです。

先が読めないこれからの時代に、世の中を動かしていくのは
「根拠のない直感・思い込み」「人に理解できない感性・ビジョン」を見事に手なずけた人たちです。

それを手なずけるためには、直感・感性・論理。もともと人間が培ってきた全ての思考法をつなぐことが必要です。そして、それは人間脳の得意とする思考法であり、これからの時代、コンピューターのさらなる超進化を目の前に、逆に人間だからこそできる「理になかった」思考法だと思っています。

この本は、激動する時代を前に自分の娘、息子に一つだけ教えるとしたら何を教えるかな、というテーマを考え始めたことが執筆のきっかけになっています。

大人で有る僕らでさえ、いやおそらく政治のトップですらも全く先が見えない時代を生きなければいけない僕らや僕らの子供達。

自分のVISIONを駆動力にして生きる生き方を、
「ビジョン思考(Vision Thinking)」として、「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクルを回せば、
誰でもVISIONを形にし始める人生の第一歩を歩めるように願って書きました。

企画から、形にするまでには2年半をかけ、20万字近く書いた内容を半分に凝縮した渾身の作品です。

元サッカー日本代表監督の岡田武史さんとお仕事をさせて頂いたことがきっかけでした。

「夢を語れば無形資産が集まり、それが有形資産を動かす。今は、大人がもっと夢を語るべき時代だ」

同感です。そして、夢はただ語るだけでなく、捉えどころのない妄想を「カタチ」にする方法が同時に必要です。

妄想を語り、カタチにし始める大人が増えれば、夢をカタチにできる生き方をできる子供も増えるでしょう。

少しでも、企業のイノベーションが、一人一人の人生のキャリアの選択が、子どもの教育が、VISION DRIVENなモデルに変わっていくきっかけになり、リアルな夢を妄想を子どもが聞いて育つそんな社会になる未来をイメージしています。

そして、そんな社会へ少しでも歩みを進めるために。

佐宗 邦威

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本文内容:
はじめに 「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ

第1章 「直感と論理」をめぐる世界の地図
・「カイゼンの民」に迫りくる自動化とVUCAの脅威
・デザイン思考の3つのシンプルな本質
・4つの思考サイクルの違い――ビジョン思考とは? …など

第2章 最も人間らしく考える
・人が「自分らしい思考」を喪失する4つの原因
・「余白づくり」がすべての起点になる
・「頭」で考えていては淘汰される。「手」で考えるには? …など

第3章 すべては「妄想」からはじまる
・根拠なき大風呂敷を嫌う「前年比至上主義」―イシューとビジョン
・「10%成長」よりも「10倍成長」を考える―ムーンショット
・「感情アウトプット」するモーニング・ジャーナリング
・創造の「テンション」を引き出す―魔法の問いかけ …など

第4章 世界を複雑なまま「知覚」せよ
・知覚力を磨くには?―頭を「タコツボ化」させない方法
・「手さぐり上手」が生き残る―センス・メイキング理論
・妄想を1枚の絵にする「ビジョン・スケッチ」
・モード切り替え力を高める「クラウドハント」の技法 …など

第5章 凡庸さを克服する「組替」の技法
・最初は「つまらない妄想」からはじめたほうがいい
・「箇条書き」はアイデアを固定してしまう
・「組替力」を飛躍的に高める「可動式メモ術」
・「アナロジー的な認知」を促す3つのチェックポイント …など

第6章 「表現」しなきゃ思考じゃない!
・イタレーション(反復)が「手で考える」のカギ
・早めの失敗は儲けもの―「鳥の目」と「虫の目」
・「手で考える」を邪魔するもの―表現の余白づくり1
・記憶力と創造性が高まる「ビジュアルメモ」 …など

終章 「妄想」が世界を変える?
・改めて問う、なぜ「自分モード」からはじめるのか?
・アーティストの成長に見る「妄想を具体化する技術」の磨き方
・妄想を「社会の文脈」から問い直してみる―真・善・美

おわりに 夢が無形資産を動かす時代

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