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創業者・経営陣のビジョンを統合し未来を描く伴走支援

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No.1のレシピサービスでありながら、“毎日の料理を楽しみにする” “料理で社会課題を解決する”というミッションをほとんど実現できていなかったクックパッド。明確に数値化できないミッションを、世界中の社員に言語化して伝えるために選んだのは、デザイン思考でした。

ポイント

  1. ビジョンストーリーを引き出し、課題を言語化する
  2. 一人ひとりが自分の価値観をもとにビジョンを作成し、自分ごと化の場所をつくる
  3. 独自のワークショップフォーマットを開発し、世界中の社員が受けられるようにする

語り手

  • 小竹貴子
    小竹貴子
    クックパッド ブランディング・広報担当VP
    石川県金沢市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。博報堂アイ・スタジオにてウェブディレクターを経て、2004年コイン(現クックパッド)入社。編集部門長、執行役就任。12年退社。16年に再入社し、現在ブランディング・広報担当本部長。

まずは課題の言語化から

“毎日の料理を楽しみにする”をミッションに掲げるクックパッドは、国内で月間6,000万人が利用する日本最大の料理レシピサービスを運営しています。ただ、№1レシピサービスを運営する企業でありながら、″料理を通じて社会課題を解決する”というビジョンの1%しか実現できておらず、99%は言語化すらできていませんでした。“社会課題を解決する”会社なのに課題がわかっていなかった。また“料理を楽しみに”というミッションは数値化できないので、その感覚をどう言語化して社員に伝えるのか? そこで右脳型の直感を大切にし、ビジュアルで可視化するデザイン思考は料理に合うのではないかと直感し、BIOTOPEさんとご一緒することになりました。

多様な価値観を知ること

最初のワークショップでは、社員一人ひとりの料理の価値観について、BIOTOPEさんに引き出してもらい、マッピングしてもらいました。すると価値観がみなバラバラなことに気がつきました。参加者には経営陣のほか現場の社員や海外担当もいて、彼らの多様な価値観を知ることができ新鮮でした。そこから課題が可視化され、それぞれがつながっていることが見えてきたんです。

“料理をつくる”にフォーカス

2回目のワークショップでは、社会課題サイクルの可視化を行いました。

ファシリテーションに従って書いたら自然とサイクルになり、しかもいくつかが絡まっているのが見えてきました。そこから、料理のつくり手を増やすのが重要だということに気づいたんです。食や料理への興味は食べるという受け身ではなく、つくるほうが社会課題の気づきや解決に近い。だからクックパッドは“つくる”にフォーカスすべきだと。

料理を通じて社会課題を解決

何よりも自分で考えることで“つくり手を増やす”というビジョンが自然と降りてきたのは驚きでした。さらにできていないことも明確化できました。足りないのは誰かの役に立つこと、つまり“料理を通じて社会課題を解決する”ことが見えてきたんです。

最初に反応したのは海外

この感動をどうみんなに伝えればいいのかを社員に共有したところ、最初に反応したのは海外のチームでした。世界を変えようという想いは、国や人種を超えて共感されるんですね。また国内でも、さまざまな社員からワークショップを受けたいという声が多く上がりました。何よりも自分自身、このことを外で話せる自信がついたのも大きいですね。

世界中でワークショップを

このワークショップは仕組み化して、社員みんなが受けるべきだと思っていますが、毎回BIOTOPEさんにお願いしなくてはならないようだとスケールしません。だからわたしや現地のマネジャーができるようになり、社員みんなができるようにならないといけない。将来的には、世界中でワークショップが開かれていることをイメージしています。

社会課題を解決し世界平和を

将来的には、クックパッドだけでは解決できない課題を、いろんな企業が集まるなかのリーディングカンパニーになって解決していくことを目指したいですね。みんなが楽しんで料理をつくり、社会課題を解決することで世界が平和に近づく、そんな未来をつくれたら最高ですね。

タネは残ったか?

食や料理についての課題マップは、Cookpad ACCELERATORやCookpad大学などの社外との協働を進めていく土台となり、企業のブランドブックにも記載された。